• 新型コロナウィルス-融資制度について

  • こんちには。MC LINKの丸山です。

    今回は新型コロナで金融政策を打ち出していますが、融資制度を取りまとめましたので、ご案内いたします。

     

    ①セーフティーネット融資5号(経済産業省)

    セーフティーネット融資保証5号とは、売上高等が減少している中小企業・小規模事業者の資金繰り支援措置として、信用保証協会が一般保証とは別枠で融資額の80%を保証する制度です。

    【対象企業】

    指定業種※に属する事業を行っており、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた後、原則として最近3カ月間の売上高等が前年同期比で5%以上減少していること。

    なお、時限的な運用緩和として、令和2年2月以降直近3カ月の売上高が算出可能になるまでは、直近1カ月の売上高等が前年同月に比して5%以上減少しており、かつ、その後2カ月を含む3カ月間の売上高等が前年同期に比して5%以上減少することが見込まれることでも可となります

    ※  https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/2020/200313_5gou.pdf

    【内容】

    保証割合:80保証

    保証限度額:一般保証とは別枠で2億8,000万円

    https://www.meti.go.jp/press/2019/03/20200303002/20200303002.html

     

    ②セーフティーネット融資4号(経済産業省)

    セーフティーネット融資4号とは、売上高等が減少している中小企業・小規模事業者の資金繰り支援措置として、信用保証協会が一般保証とは別枠で融資額の100%を保証する制度です。

    【対象企業】

    ・指定地域において1年間以上継続して事業を行っていること。

    ・災害の発生に起因して、当該災害の影響を受けた後、原則として最近1か月の売上高等が前年同月 に比して20%以上減少しており、かつ、その後2か月を含む3か月間の売上高等が前年同期に比して 20%以上減少することが見込まれること。 (売上高等の減少について、市区町村長の認定が必要)

    【内容】

    保証割合:100%保証

    保証限度額:一般保証とは別枠で2億8,000万円

    https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/sefu_net_4gou.htm

     

    ③セーフティーネット貸付(経営環境変化対応資金)

    日本政策金融公庫の制度融資です。社会的、経済的環境の変化等外的要因により、一時的に売上の減少等業況悪化をきたしているが、中長期的にはその業況が回復することが認められる場合の融資制度になります。

    【対象企業】

    ・直近の決算期における売上高が前期または前々期比5%以上減少※している

    ・直近3か月間の売上高が前年同期または前々年同期に比し5%以上減少※しており、かつ、今後も売上の減少が見込まれる

    ・最近の決算期における純利益額または売上高経常利益率が前期または前々期比に比し悪化する見込みである

    ※2020年2月14日より貸付要件を緩和し売上高5%以上減少といった数値要件に関わらず、今後の影響が見込まれる事業者も対象になりました

    【内容】

    ・返済期間は設備15年以内、運転8年以内

    ・限度枠4千8百万円(国民生活事業の場合。既存借入と合算して)

    https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/07_keieisien_m.html

     

    ④衛生環境激変特別貸付

    日本政策金融公庫の制度融資です。新型コロナウイルス感染症の発生により影響を受けた旅館業、飲食店営業および喫茶店営業を営む方向けの衛生環境激変特別貸付です。

    【対象企業】

    ・旅館業、飲食店営業および喫茶店営業を営む方

    ・直近1か月の売上高が前年または前々年の同期と比較して10%以上減少しており、かつ今後も売上高の減少が見込まれること

    ・中長期的に業況が回復し、発展することが見込まれていること

    【内容】

    ・返済期間は7年以内

    ・旅館業:別枠3,000万円 飲食店営業および喫茶店営業:別枠1,000万円

    https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/47_gekihen_2_m.html

     

    ⑤その他

    コロナ対策では市区町村の特別融資制度も出ております。本社の市区町村のHPなどを検索してみることもお勧めいたします。

    また、まず借りることが選ぶのではなく、資金繰り見込みを立て、業績悪化のシミュレーションをし、どの程度資金が必要かを見定めることが重要になります。また、場合によっては、リスケジュール(返済猶予)の依頼をせざるを得ないこともあります。メイン銀行や財務専門家としっかり協議し、方針を決定することが必要です。

    以上、ご質問ございましたらご連絡ください。